流しの二人

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[F-SONG] 光なき夜をゆけ 

――連載第4回。

今回はハミング・バードのラストシングルから、A面の曲を取り上げてみます。

ハミングはいくつかのアニメ主題歌を担当しているわけでありますが、
この曲は少年ジャンプで連載していたミステリもの、「人形草子あやつり左近」のOPテーマであります(あまり絵と曲が合っていなかったのが残念)。

ジャンプにもちょろっとシングルの宣伝みたいなのが載ったりして、
「おお、なんかメジャーになったなぁハミング!」とか当時は思ったものです。
カップリング(『風と木と光の街で』)についてもふれられていましたし。

「UNSWEET」や「ULTRA FIRE!!」がリリースされるは、「GET FREE」・「光なき夜をゆけ」と
2ヶ月連続でシングルが出てしまうは、ファンとしては非常に嬉しかった1999年でありました。


この曲を初めて聴いたのはラジオ(「瞳と光央の爆発ラジオ」だったっけなぁ?)でして、まだ発売前だったのだけど、雑音混じりの1コーラスをカセットテープに録音して、
繰り返し繰り返し聴いたですよ。それこそ、テープが擦り切れるほど。
サビの歌詞が聞き取れNEEE!とか悶えつつ(w。

それまでにはなかった神秘的な感じのOPシンセが、非常に印象的でした。
「満たされないと分かっても」の後にあるハンマリング(※ギターの奏法)がとんでもなく気に入って、ギターを弾いて一人悦に入ったりしていたあの頃の拙者。

作詞は故・石川雅敏氏。氏の遺されたハミング4曲・FB2曲の中でも、この曲の詞は結構好きです。
どの曲の詞も言葉の密度が濃く、物語性が強いのが石川詞の特徴といえましょうか。
氏の詞に関しては議論もあるところでありますが、アニメのテーマを絡めない、アニメ製作者サイドからの制約を全て取っ払ったもの(『To Heart』のような)をもっと聴いてみたかった。
実際、フェンスオブディフェンスの詞(石川氏作詞のもの)なんかを見てみると、なかなか良い仕事をされているわけで。

最近、福山さんの曲にはストレートに「カッコよい!」と思える詞が減ってしまったように感じます(反面、テーマ性が前面に出てきている)。
これは、古屋・石川両氏の抜けた穴が大きいなぁ、と。
たまには、あまり主張の強くない、青臭い、希望の歌をあの歌声で聴きたい、
というのが率直なところなのであります。

マクロス7のCDシネマで、「怒りの歌」・「悲しみの歌」に対して、バサラの歌が「希望の歌」と称されたりするのですが、あぁ、やっぱり原点はそういう所にあるのかなぁ。だからそういうものをどこかで切望する自分がいるのかも。


…話が激しく逸れました。

『光なき夜をゆけ』は「希望の歌」ではなくて、「哀切の歌」でありますな。
なんというか、只、あるがままに。
「人は答えを知らない」、なんて辺りに、そうだよなぁ…とか思ってしまう。
なんとも「幽玄」です。
こういうカッコよさもありますな。

ベスト盤(「Happy Birthday」)に収録されているものはイントロがハードなバージョンになっており、他の部分も色々といじられたリミックスバージョン。
歌声にもかなりエフェクトがかかっております。

拙者はやはり、シングル版の方が好みですな。
ってことで、ハミング入門者の方は、市場に流通しているうちにシングルを購入しておくことをお勧めします(これは「GET FREE」についてもいえる)。

そんな拙者ががこの曲で一番好きな部分は、ギターソロ。
おいおい、歌じゃねぇのかよ(w。
いやいや、このソロはグッとくるって!
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[2004/11/04 20:00] F-SONG | TB(0) | CM(0)

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