8話・『目の壁の密室』、9話・『Yの標的』 どちらもクリア。
後者に関しては、推理自体は易しい部類であったにもかかわらず、ヒラメキ探しの難易度が高く、
また、必要なヒラメキの数も多かったため、なかなかイライラさせられたぜw。
最終10話、武丸兄さんの 『完全無欠のアリバイ』 も速攻で調書提出。
本作は、1話や2話に次いで調書に必要なヒラメキの数が少なく、やや 「問い」 の作りが特殊である。
一見ヒントは少なく見えるが、裏を返せば、その特殊性こそが最大のヒントになっているといえようか。
氏の初期作品 (速水三兄妹シリーズ) と似た発想が垣間見えたりもするので、
往年のファンにとっては、懐かしく感じるところもあるんじゃなかろか。
推理の難易度は、最終話にふさわしく、相当高いと思われる。
だがしかし、そこはネットの病理面大炸裂で、正答率はそれほど低くはならないだろうと予想。
拙者的にはこの推理バトル企画、既に結構冷め冷めモードなんだわー。
こんなナゾやヒラメキがオープンリーチ状態でID載っても、価値なんかNEEEE!みたいな。
つことで、ミスオタ的には、校了&ナイスあらすじktkr!でお馴染みの 「隻眼の少女」 (9月28日刊行予定) を
震えて待つわけでつ。 ( ゚∀゚)o彡゚ ミササギ! ミササギ!
> ほんとうの犯人は別にいたのだろうか? どこまで先読みすれば、犯人の思考を上回れるのだろうか?
> ありとあらゆる「もの」や「こと」が犯人のしかけた罠である可能性を排除しきれないとき、
> 探偵は何をよりどころに推理すればよいのだろうか?おもっくそ 「
後期クイーン問題」 のニヲイがw。
"第1問題"を背景とするお話だとすれば、そのオチ (カタストロフィ) には期待せざるをえないお。
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溜まりに溜まった表のログ整理をする。
そして、もう2ヶ月も更新してなかったのかー的衝撃。
ボチボチ更新するよー。
アニカンのサイトからコラムのとこだけ画像をパクってくるの巻。 少し拡大。
福山さんがiPad買いに行ってる (結果的には未購入?) ことに衝撃を受けるのであた。
麻生さんの影響に違いない。
いや、単にこのコラム用のネタなのかもしれんがw。
「忘れる」 という能力は、ある意味、大切なんである。
ふと、FBの詞には、そういう視点が現れることが多いな、と思ったりした。
石川さんの 『NEW FRONTIER』 とか、INOJOさんの 『弾丸ソウル』 とかな。
とはいえ、
約束をすっぽかすのはイクナイと思いますw。
やっとこさ7話の解決編と8話の問題編を読んだ。
7話はまあ、色々な意味で非常にわかり易かった。 正答率も高かろう。
で、8話 「目の壁の密室」 をさっそく推理。
小さな断片的手掛かりを繋げてゆくのが楽しい作品だなや。
大きなトリックはふたつあるが、同様あるいは類似の前例はあるところなので、
ミステリヲタの人にはピンときやすいのかもしれん。
そうでなくとも、作中で天野っちがわかり易いヒントをくれているので、
トリックのひとつについては、あまり問題にならないのかも。
むしろ、それ以外との間で、いかに整合的な説明ができるか、というあたりがポイントかすら。
以下、拙者のエレガントでない推理。
続きを読む
第3話・第7話の登場人物の名前 (苗字) に関する考察。
天野つかさは、ここでは対象から除外する。
第3話 「雪降る女子寮にて」
・「新鶴」 ちえみ
・「上条」 万里
・「早戸」 亜紀
・「滝谷」 清香
・「本名」 みつえ
・「若宮」 芳乃
以上6名、いずれも 「只見線」 の駅名からその苗字がとられている。
第7話 「ライフリング・マーダー」
・「香淀」 しずか
・「粟屋」 泰久
・「伊賀和志」
・「宇都井」 望
・「信木」 由衣
・「乙原」 小春
以上6名、いずれも 「三江線」 の駅名からその苗字・名前がとられている。
ちなみに、「伊賀和志」 は、作中では 「いが・かずし」 だが、駅名としては 「いかわし」 と読む。
第6話の竹本さんは山手線だったからひと目で駅名だと判るが、
麻耶てんてーの2作の方は、なかなかそれとは気付かないだろう。
とはいえ、麻耶作品で駅名から名付けられるのは、よくあること。
毎回面白いところからチョイスしてくるなあと、感心するw。
つか、早々に調書が完成しちゃったので、することがねーでござる。
などと言いつつ、徐に、DSを開けるのであった。
八月六日。
メタルマックス3が面白すぎて、他の事が手に付かないでござる。
というか、MM3の休憩に、トリックロジックをプレイする感じなのであり、「セカンドノベル」 まで手が回らん状況。
そんなMM3。
なんだかスーパーファミコン時代のRPGの延長にある作品をプレイしてるみたいで、新しくも懐かしい感じ。
細部には親切心に欠ける部分も色々あるが、逆に、めちゃめちゃ気を配って作っているであろう部分も散見されたりして、総合的には絶妙のバランスだと思ふ。 めちゃんこ面白いっす。
あと、限定版付属のサントラがめがっさイイ!!
主題歌 『炎つぐもの』 は、やはり良曲。 とりあえずアコギで弾けるくらいには聴き込んでみたり。
実に骨太なメロディで、最近の複雑かつ何言ってんだかわかんねー系 (?) の曲とは一線を画す。
この判り易いコード感!
コミックも、ゲーム本編の1個目のエンディングwを見てから読んだら、たいそう面白かった。
満足度の高い限定版だなや。
さて、トリックロジック。
6話 「ブラッディ・マリーの謎」 の解決編をDLしてプレイする。
目立つ伏線を一本に繋ぐよう 「調書」 を埋めようとするなら、この回答しかあるまい。
問題編には若干曖昧さの残る部分もあるが、不確かな仮定の付け加えを封じ、深読みのし過ぎにさえ気をつければ、正答には至る。 調書の問いかけも、正答へ誘導するかのような表現が用いられているから、そこから逸れる選択をしなければよいという、ある意味国語の問題だったともいえる。
ということで、今回もSランク獲得。
5・6話と正解したんで、5話から10話まで全部名前載せてやるぜ!みたいな構えなのである (※Sランクを獲得した推理バトル参加者は、公式サイトにIDが掲載される)。
拙者のIDは、ハンドルっぽい名前。
この問題で一番不可解な点は、何故犯人は、「被害者を過剰に出血させて殺害したのか?」 だと、個人的には思ふ。
返り血のことを考えるくらいなら、絞殺や撲殺にすればよい。
切り付けなくとも、刺殺した後、凶器を体内から抜かなければよい。
床中に血が飛び散るほど派手に殺害するなら、それだけの理由があった方がベターである。
例えば、犯人が現場で出血し (これは犯人の性別にかかわることもある)、それを隠蔽するために、被害者を出血させた、とか。
もちろん、そういった前例もあるので、今回もそれをやれ、というのではなくて、多量の出血を伴う殺害方法の必要性が、どこかで示された方がミステリ的には美しい、という話。
せっかくの 「ブラッディ・マリー」 もメインのトリックには絡んでおらず、その点も残念ではあった。
7話。 麻耶雄嵩の2本目、「ライフリング・マーダー」。
思わず、「シマソー(※島田荘司 ) か!」 などと、ミスヲタが突っ込むか、「夏冬(※麻耶雄嵩 「夏と冬の協奏曲」) か!」 と、麻耶ヲタが突っ込むか、いずれにしても、それらの知識があるような、特定の嗜好を有する者にとっては、このトリックの着想を得ることは、それほど困難ではないだろう。
調書の 「問い」 も極めて親切で、ちゃんとひとりの人物に犯人が絞られるように出来ている。
やはり、麻耶雄嵩の犯人当ては、非常に手堅く、上手に作られているな、という印象。
あー、早く 「隻眼 (※せきがん) の少女」 が読みてーでござる。
きっと、この犯人当てのような方向性とは異なり、読者を欺くための企みに満ちた作品になっているに違いないと、拙者は予想するんである。 そして、またも 「名探偵」 へのアンチテーゼとなる予感。