流しの二人

  • Author: 流しの二人
  • ここにゃ何もありゃしない。




[BOOK] 容疑者Xの献身 / 東野圭吾 

 

短編集「探偵ガリレオ」・「予知夢」に続き、物理学者・湯川学が探偵役を務めるシリーズ初長編。

例によって、抜群のリーダビリティ。
読み始めたら、一気にラストまで駆け抜けてしまいましたヨ。
数学者の人物造形も魅力的で、物語の牽引力を高めていると思いましたデス。

事件は非常にシンプルなもんですな。
花岡母娘が犯した殺人を、彼女達に想いを寄せる数学教師・石神はいかに隠蔽したか?

解法は極めてスマートなものだと感じました。
手がかりの「散らし加減」も絶妙。

序盤から「とある違和感」を抱きつつ読み進めていたのですが、その違和感の正体は、真相に辿り着くまで分からなかったとです。
で、見事にダマされました。あっぱれ。

帯ではやたら「純愛」が強調されておりますが、「恋愛」が描かれない文字通りの「純愛」でありますから、この点はやや物足りなさを感じたり。

結論としては、秀作。

ただし、指紋がベタベタとついてしまう表紙の装丁が最悪。
デザイナーには猛省を求めたい。
[2005/09/15 07:05] BOOK | TB(0) | CM(0)

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