流しの二人

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[GAME] トリプル終了 

「かまいたちの夜×3」。

なんとか自力で全クリアした。ちかれた。でも、満足。

ひとりがBADエンドになったら、他の主人公のエンドもその都度確認しておかないと、後々回収するのが凄ぇ大変なんだよもん。No.52のエンドが延々と見つからずに苦労したとです。

以下、ネタバレあります。
また、ミステリ作家・歌野晶午氏の作品についてもネタバレしておりますので、未読の方はご注意ください。

□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □

いやあ、面白かったデスよ。
色々と初代 「かまいたちの夜」 を意識した作りで、随所でニヤリとさせられますた。

初代をプレイしていたからこそ生まれる疑い、みたいなものもありますな。
例えば、美樹本生きてるんじゃネーノ?とか。

あと、序盤のBADエンドの中で、「街」 の木嵐プロデューサーがキメ台詞とともにチョロっと出演していたりしてワラタ。


メイントリックに関しては、2の時のような大げさなものではなく、初代の時のシンプルなものに原点回帰した感がありますな。

ただこの点、「また歌野晶午かよ!?」 と、ミステリヲタなら叫ぶかもしれん。拙者は叫んだ(w
2では 「安達ケ原の鬼密室」 の"水を使ったトリック"、3では 「長い家の殺人」 における"部屋入れ替え錯覚トリック"、といった按配で、その見せ方は多少異なるものの、同種のトリックが用いられており、いわゆる 「新本格」 系の作家を好む層には、わりとヌルく感じられると思う。
とはいえ、「カギの偽装」 が組み合わさっているんで、多少目新しさもあり、トリックの選択としては悪くない。

で、面白かったのは、このメイントリックを推理する機会が2度あって、後半が完全にミスリードになっている点ですな。
後半ではいくら啓子で推理に成功しても、すべてBADエンド直行という鬼っぷり。
前半における透の推理を成功させるためには、俊夫を上手くコントロールしなければならず、これを見逃すと、その選択肢さえ出現しないというのは、なかなかクセモノであります。
多分、本編ではここが一番難しかったんじゃないかなあ。
現に拙者も、「23:35」 で止まって、半日詰まったので。

この辺はいかにも今回のザッピング形式ならではの難しさがあり、ゲーム性に貢献している面もあるんで、わりと評価したいところ。
もっとも、俊夫の発言をどうコントロールするのかっていうのは、少々推理の本筋からは外れるので、純粋に推理だけで正解に到達できることを期待していた拙者からすると、やや肩透かしをくらった感もあるっちゃあるかな。

2の時の回収しきれなかった謎(食堂に現れた遺影、河村亜希がシュプールを訪れた理由)が無理なく回収できている点は、グッジョブでございます。

あと、今回は文章が2に比べて格段に面白かった。特に香山さん。
本格モノに 「霊」 とか出すなよ、みたいな意見もあったりするのだけど、香山パートと他とは完全に区切られているんで、拙者は全然アリだと思う。
「商人はそんなに攻撃力あらへんよ?」 とか、おもろいおっさんだ(w

「ピンクのしおり」 ではてっきり姫宮麗子シェフが大活躍かよ超兄貴! とか密かに期待してたら、「煩悩迷宮」 突入でふいた(w
まあ、「不思議なペンション」 ほどのインパクトはなかったけれど、「笑いの基本は繰り返しである」 を体現した内容で、ベタながらも面白かった。
ミッキーが男色っていうのも、本編と一応関係あるよなあ。


んでもって、犯人編。

やられた、と思った。

"場所"はスグにわかったとですよ。
でもやっぱり、「~を押せ」 を見た時はゾクリときたな。

そして、炸裂した叙述トリック。
3発表当初から、今回は 「叙述クルー!」 とかネットではわりと予想されていたのだけど、ホントに使ってくるとは(w
確かに、香山さん復活後にはあからさまな伏線が張られていたりして、わりと気にはなっていたのだけれど、まさかこんなバトンタッチが行われていたとは夢にも思わんかった。
後半のBADエンドの疑問を全て氷解させる内容で、満足のデキです。

推理成功ルートと失敗ルートで、こういうパラレルな構造になってるってのは、よく考えたもんだなあ。普通の小説ではできないことをやるという、サウンドノベルの存在意義を改めて認識させられたーヨ。

□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □

以上のように、拙者としては、わりと絶賛モードでごじゃります。
本格ミステリを主軸にするというコンセプトは成功しているし、驚きも笑いも堪能した。
シリーズの締めくくりとして、綺麗にまとまった良作だと思います。

つことで、最後に印象深かったセリフを。

「カップラーメンください」




おしまい

[2006/08/01 18:16] GAME | TB(0) | CM(0)

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