流しの二人

  • Author: 流しの二人
  • ここにゃ何もありゃしない。




[CD] REBIRTHDAY / 福山芳樹 

「REBIRTHDAY」

パロディなジャケットや、CDとDVDの盤面が周波数の違いで区別されていたりと、今回もGJな外装なのであり、モノとして所有したいと思わせるナイスな仕上がり。
しかし、相変わらず、ブックレット内には誤植の類が複数あり、そろそろ匙を投げそう。

以下、各曲雑感。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

HAPPY REBIRTHDAY (PROLOGUE)

インストその1。
多重コーラスで幕を開け、転換を予感させるベースのうねりから、ピアノの静寂に着地。 そして一気に舞い上がる。
短いながらも全く無駄なく、カッチョイイ!
しかも効果的に次の曲へと繋がっているので、これは良いツカみ!


神のDNA 魔女のDNA

冒頭部のサビから、とんでもないカッコ良さ!
演奏の大筋は原曲と一緒なのだけど、キーは上がって、音は厚くなり、世界も広くなった。
しかしまあ、『I Saw Her Standing There』 から、「ミトコンドリア」 とか 「Deep Blue」なんて単語がよく出てくるもんだわーと、その歌詞に脱帽するのである。 「混じり合えないなら、寄り添えばよい」 というのは、素敵な考え方だ。


青い薔薇

『MY SOUL FOR YOU』 風から、もうちょっと違う方向にもってゆく、的な発言があったんで、原曲から大きく変わるんじゃないかと予想していた曲なのだけれど、いざ蓋を開けてみれば、それほど劇的変化はなく、原曲の延長に位置するような、非常に手堅い作りなのでありますた。
これはこれでとても良い曲であるし、E.ギターやドラムなんて原曲以上に福山サウンドな仕上がりではあるけれど、何か物足りない。
歌詞もあまりツボらなくて、個人的には、原曲の方が好きだよ派。

ところで、今回新規に書かれた3つの歌詞には、「神」 様が皆勤賞。
流石にちょっと乱発し過ぎな気が、しなくもない。


風のシンフォニー

歌詞は変わらず、原曲からキーが下がって、部分的に歌メロも違っていたりする。
サビのコーラスが、予想以上に破壊力抜群で、背筋にキタんだぜ。
間奏のギターソロはヒロイックでカッコヨスだし、ソロ明けのハイトーン強調部分も、見事。

コーラスや各楽器のラインは大きく変わったけれど、その根本にあった柔らかな感じはそのままに、よりいっそう爽やかなテイストになったんじゃなかろうか。 原曲より相当落ち着いた風でもある。 とても気持ちの良い曲で、こればかりリピートしてしまうでござる。 9曲の中で一番好き。


風と木と光の街で

結局、回りまわって行き着いた先は、一番最初の形なのかー!? みたいな。
シングル版をリメイクしたというより、「鎌倉カーニバル」 版を、細部にまで気を配って作り直した風。
シングル版はちょいとアコギが出張り過ぎで、バランスが悪いところがあるように思うのだけど、これはその手の隙がない。 素ん晴らしいコーラスもてんこ盛り。

ただ、期待していた 「驚き」 があまりなかった点で、わずかに残念感があったりもして。
まあこれは、拙者が多大なる先入観等々を持って臨んだせい、もある。


夜が来て 明日 (あした) が始まる

アルバムのカラーに合わせた、アコースティックな新曲。
初めて聴いて背筋がゾクゾクする類の曲ではないけれど、じわじわクるね、これは。
軽快な口笛の響きと、要所をキメるピアノのフレーズが素敵。




王国の集いで聴いたピアノ・バージョン (デモ) を軸に、ギター、ベース、ドラム、オルガンでバッチリ装飾。
サビにかけての盛り上げっぷりの上手さ・ある種の安心感は、まさに職人芸。
多重コーラスの美しさも言うまでもなく、素晴らしい。
まあただ、「泣いてばかりしてはいないかい」 という日本語が、どうにも毎回引っかかる俺です。

ブックレットの作詞者クレジットが間違っており、あれだけコピペだけで済ませようとするときは (以下略


複眼 (Remix)

従来のイントロの前に新たな小イントロが付いて、Cパート前にライブで演っていたようなギターソロが追加されたことで、さらにロングになった 『複眼』 。 エンディングが変わるかなーと予想していたら、そっちは変わっていなかった罠。
小イントロが付いただけで、随分と曲の印象が変わるものだ。
この小イントロがあるおかげで、アルバムへの収まり具合がよくなっているんだナ。


HAPPY REBIRTHDAY (EPILOGUE)

ヒカルドのカウントから深くヘヴィに始まる、インスト2。
プロローグと同じメロディを元にしているのに雰囲気は随分違って、こりゃまたカッコイイ。
『不通』 と比べて、今回のインスト2曲は充実しているなあ。

ちなみに、この曲の終わりから1曲目に戻っても、ちゃんと違和感のないように出来ているので、無限ループでもおk!w

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

てなわけで、色々なところに散らばった曲を集めた割には、全体として異常に統一感があり、堅実・丁寧に作られた、
良アルバムであります。
ただ、どこかひと味モノ足りないような気もしたりして、その辺りがいつものオリジナル新作の時にはなかった、「リメイク」 故の限界なのかすら、などと思うのですた。

そうそう、DVDの 『はるかなる海へ』 は、ちゃんとイントロ前のパフォーマンスから収録されていて、よかったよかった。
アレは残しておかないと。
[2009/07/29 18:00] CD/DVD | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nagashi.blog2.fc2.com/tb.php/590-9a328849



09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -